㋇21日(金)図書館の階上のホールにて3密を守り開催されました。定員の出席者数を超えたために広い会場に変更となりました。市文化振興課主任兼学芸員(考古学)熊崎真司さんからお話をお聴きしました。古代エジプトの基本情報から日本と古代エジプトの共通点、古代エジプト宗教の基本的な考え方、ミイラと棺の役割など映像を見ながら、また我が国との時代や宗教観と比較しながら、遠い国の遠い昔のことが身近に感じられる工夫で理解が進みました。
今回は愛知県美術館で来月から開催されるライデン国立古代博物館所蔵の展示会に関連するミニゼミでした。
古代エジプトの魅力は約5,000年前に作られたクフ王のピラミッドなどの超大型建造物、王家の谷、またキリスト教の聖母マリアと共通点の多いイシス女神など多くの神々、また生活などがヒエログリフや壁画に多く残されているのも魅力。
歴史書は征服者や権力者の記録という側面もあるが、その点も考慮して古代エジプト知る必要がありそう。とは言っても二日酔いでピラミッド建設の作業を休んだ、とか歯医者で診てもらうといった記述のヒエログリフが発見されたとの報を聞くたびに魅力は増幅する。