2020年5月1日金曜日

5、6月企画展示「持続可能な地域の取り組み第一弾~森林編~」

4月30日に5月6月企画展示のテーマ「持続可能な地域の取り組み第一弾~中津川市の面積の約80%を占める森林について~」を展示しました。
現在、非常事態宣言発令中で図書館も休館ですが、いずれ開館を見越して、予定通り実施しました。今回は準備にくらぶ員全員対象を外し、今回の担当の2名に限定し実施しました。事前に中津川市農林部及び林業振興課のみなさんからご指導もいただきながら準備を進めてきました。展示場所4面は①裏木曽山林の歴史、戦後の経緯、東濃ひのきのブランド化、現在の森林の状況 ②50年先100年先を見据えた森づくり、4世代の森や森林のモデル、それを実現する取り組み③魅力ある森林の仕事として、幼児期から社会へ巣立つまでの各ステップ毎の木に親しむ取り組み、高性能森林機械の導入状況、裏木曽に移住して木材関連の企業を興した人の紹介 ④木材の市場性と課題では、東濃ひのきの主な使用場所の紹介や現時点での指標などを展示。また関連蔵書リスト、各種関連白書や図書などを展示しました。
荒廃が進む森林ですが、10から12齢級の使用できる材料が大量に存在している現実はまさに宝の山です。これを使用し、この跡地には植苗をし、1~12齢級まで平準化した健全な状態に、また地形が悪く木材の搬出の困難な場所は天然林化と根の張る木種の保安林化などの工夫もし、大切な国土の機能を十分果たし、防災の生物多様化の水源の行楽の海の栄養源の森林にすることが、持続可能な取り組みであります。令和6年からは「森林環境税」が国民一人あたり1,000円が徴収されます。住民の一人一人の意識に含まれることが重要に思います。