2016年11月3日木曜日

11月展示と11月16日(水)第74回ミニゼミは「川上(かわうえ)の三賢人」です。この企画は郷土資料から見えてきた先人・賢人の偉業を展示及びミニゼミでお伝えするもので、市史編纂室との共同企画です。今回は川上地区で明治中間期から昭和にかけて医学でツツガムシの研究・ローソク温泉のラジウムの研究、また日本人の体力の面から栄養を取り上げ我が国初の栄養研究所の設立から学校給食の普及と改善に、或いは独学で5ヶ国語を習得し植物病理学者として7、000種以上の植物菌類を収録し、近年までわが国を代表する日本植物菌類目録として自費出版した先人三人の特集です。

展示は10月29日~11月29日まで、ミニゼミは11月16日(水)13:30~中央公民館4-2学習室にて開催します。
三賢人とは、①林直助:医学博士、ツツガムシの研究とローソク温泉のラジウムの研究、②原徹一:医学博士、栄養学の研究で学校給食の先駆者、③原摂祐(かねすけ):植物病理学者で植物菌類の研究です。独学で学んだ5ヶ国語、山を売って自費出版の日本植物菌類目録はつい最近まで我国の最高文献として重用されていた。旧川上村で、前田青邨画伯とほぼ同年代でそれぞれの道で偉業を成し遂げた先人たちの生き方を知り、現在を生きる私たちにも学ぶことが多いものと思います。